aquapastelの自分語り

自分について、そして自分の思うことに関して書いていくブログ。前に書いていた第三者視点から一新してなるべく一人称視点で書こうと考えています。

明日は我が身、と思って「新型ひきこもり」に関する本を読みました

前回の記事からまた1週間も間が空いてしまいました。ここ最近動画制作熱が再燃したのもあってそっちに傾いていたのもあるのですが、できればブログも定期的に更新していきたい物です...

さて先日、amazonを漁っていたらこのような本を見つけました。

www.amazon.co.jp

新型ひきこもり、という聞き慣れない言葉が出てきましたが、この本の定義では

 いま、学校にも行かず、働きもせず、好きな時間に寝て起きて食事をして、ネットゲームや動画鑑賞など好き勝手なことばかりしている人が大勢います。
いわゆる、ひきこもりやニートと呼ばれる人たちですが、そんな人たちの中に親が生活を改めさせようと注意すると
『いまの生活ができないなら死ぬ』
『もう人生はあきらめているから、いつ死んでもいいんだ』
と、自殺をちらつかせて自分の要求をとおす人が増えてきました。

本書では、このような手段を使ってくるもののうち本気で死んでもいいと考えているケースを【新型ひきこもり】、本当は死にたくないが好き勝手な生活を手に入れるための交渉材料として自分の命を盾にとっているケースを【旧型ひきこもり】として、両者のちがいをあげながら、それぞれの特徴や見分け方、対処法までをくわしく解説しています。

 あまり大きな声で言うことでもないのですが、個人的にもし自分がひきこもりになったらこの新型ひきこもりのように「30歳くらい、いや25歳くらいで人生が終わっても良いから絶対に社会に出ないでお金が無くなるまでゲームとかにつぎ込んで遊び続けるんだろうな」と思っていたので、この本が他人事のように思えず、またKindle Unlimitedの対象に入っていたので読みました。

まだ刊行されてから半年も経っておらず、レビューもまだないような本でしたが、この新型ひきこもりを中心にあらゆるタイプのひきこもりに対する対策が細かく書かれていました。基本的には親の愛情を今一度改めて子供に与えつつ、カウンセラーなどの助けも借りて自立を促す、というものが一般的でしたが、発達障害精神疾患を患っている場合はそれに応じてやり方を変える、という書き方がなされていました。

読んだ感想としては読んで良かったな、という感じです。勿論この本の全ての記述に頷けるわけでなく、例えば「パソコンやスマホから発する電磁波がうつや胎児の発達障害の原因になっている」などは個人的には首を傾げる記述でしたが、新型ひきこもりのみならずひきこもりの子供を持つ親が状況打破の一歩として読む本としては悪くなかったと思います。

それから、個人的に将来自分がひきこもったらこのようになるかもしれない、と思って読んだ私のように、「自分がひきこもり気味、もしくは既にひきこもっている」ような人も読む価値は十分にあると思います。この本はひきこもりの子供を持つ親向けに書かれた本ですが、当事者が読んでも十分に自立の手助けになると思います。この本にはひきこもりになる原因(親からの愛情不足が主な原因、とこの本では書かれていますが、他にもインターネットで今の時代はあらゆる欲を叶えることが出来るようになり、外に出てまで欲を満たす必要がなくなったのがひきこもりとなる原因、という記述もある)なども書かれており、今の自分は何故引きこもっているのか分からない、どうしたらもっと自立しようという気になれるのか分からない、という人もこのような本を読むことによって、今の自分がこうなった原因は何なのか、今の自分には何が必要なのか、ということが分かりやすくなると思うので、ひきこもっている状況を苦しいと感じている方はこのような本を読むこともおすすめします。